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2010年03月03日

●信じて任せる

本日お伺いしたお客様の所では、スタッフの育成の話になりました。なんでも、このお客様は今度プレゼンがあるらしいのですが、それを全てスタッフに任せるというお話でした。プレゼン中は一言も口出しをしないそうです。

孔子の「道徳経」を地で行くこの行為ですが、正直スゴイと思いました。契約自体は喉から手が出るほど欲しいはずです。でも、このお客様は「契約を取る」事よりも「契約を取る過程」を大事にされているのです。


普通に自分が動けば、すんなり契約が取れるかもしれません。でも、あえて全てをスタッフに任せる事で、スタッフに「責任」が生じます。その状態でもし契約が取れれば、それはスタッフの「自信」へと変わります。スタッフ自身も大きな経験をし、大きな成長を遂げる事でしょう。

つまり、このお客様は目の前にある契約よりも、もっと先を見据えて行動しているのです。正直スゴイと思いましたし、僕も真似しなければと思いました。どうしても大事な部分と言うのは自分で処理してしまいがちですから…。

スタッフを成長させるのに一番手っ取り早いのは、トップが不在する事です。そうするとスタッフは自分で考え行動し、勝手に成長します。結局は「信じて」「任せる」という事なんですが、「信じる」事は出来ても「任せる」事が出来ない経営者は多いのではないでしょうか?

僕自身、「任せる」事を重視していかなくてはいけないなと考えさせられました。





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