●そっと押す
先日、スキーの宿を予約したのですが、その宿が上手な追客をしているんです。メールマガジンを上手に使っているやり方なんですが、メールマガジンを購読し続けてもらえるような仕組みなんかも盛り込まれています。
実は、メールマガジンって意外と解除率が高いんです。そりゃそうですよね。僕なんかもそうですが、中身の薄いメールマガジンなんかはすぐに解除してしまいます。なので、解除率を下げる仕組みっていうのも大切なんです。
田舎の一宿にしては上手にやっているなと思っていたんですが、どうやらネットで著名なマーケッターが参画している様子…どうりで納得です。
メールマガジンは基本的に押し(プッシュ)のツールです。反してホームページは基本的に引き(プル)のツールです。訪問者を待つスタイルのホームページに対して、メールアドレスさえ分かっていれば営業をかけられるのがメールマガジンなんです。いや、もちろん営業色が強すぎるものはダメですよ。すぐに解除されてしまいます。
メールマガジンに限らずニュースレターなんかもそうなんですが、これらの一番の目的は「リピートの利用」を増やすという事です。要はリピーターの育成ですね。もちろん、忘れ去られないようにする事も目的のひとつですが、それも結局は「リピートの利用」に結び付いていきます。
なのでこれらのツールの中には、「リピートで利用したくなる」何かを盛り込めばいいという事になります。その「何か」については職種によっても違いますし、顧客層によっても違いますので一概に何というものはありませんが、お客様の立場でその点に重きを置いて考えれば自然と何かが見えてくるはずです。
会社側の都合で、ただ単に押す(プッシュする)だけではいけません。お客様の背中をそっと押してあげるような仕組みが大切になります。
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