「一応、IT企業の末席に席を置く身としては見ておくべきかな」と、スタッフと一緒に「ソーシャルネットワーク」を見てきました。個人的には「GANTZ」の方が見たかったりもしたんですが…。^_^;
まぁでも見て良かったかな?結局はヒューマンドラマなんですが、プログラマー的視点で見ても面白かったし、経営者的視点で見てもためになりました。
ただfacebookが何であれだけもてはやされるかが、いまいちわかんない…いやもちろん僕も登録して色々な実験もしていますが、はたしてコレが日本で流行るんだろうかと。文化の違いも大きいとは思うんですが、それよりも何よりも横の繋がりが希薄になっている現在、どれだけの人がそういうものを求めているのかと。
だからこそ、そういう繋がりをネットに求めているとも言えるんですが、facebookはやっぱリアルな繋がりがベースにないと流行らないと思うんですよね。元々が大学限定で実名だったから、つまり「共通項」があって「実際に」知っているから流行ったとも思うんです。
昔の同級生とか知り合いの近況を知りたいんだったら使えると思いますけど、載っている情報自体古い可能性がありますし、そんなの知って楽しいか?って事です。でもって、今は何でもビジネスに結び付けようという人も多いですけど、元々SNSってビジネス利用はしにくいんですよね。facebookの場合はファンページがあるから少しはマシかなと思いますけど、facebookで出来る事は普通に自分のホームページで出来ちゃうと思いますし…。つまり「facebookである」事の理由がいまいちわからないんです。僕の中では。
twitterは色々なSNSと連携できますから廃りつつも残っていくと思いますが、facebookは今のままじゃ日本では難しいような気が…それこそ一昔前のmixiみたいな印象を受けます。それだけに何かのきっかけで大爆発する可能性を秘めているとも思うんですけどね。注目ツールのひとつとして今後も調査は続けたいと思いますが…。
PS.あ、そういえば映画のワンシーンで、すごく共感できる箇所が1つありました。友人である共同創業者のエドゥアルド氏が、収益を出すために広告を貼ろうと言うんですが、それに対してザッカーバーグ氏がこう言うんです。「それはクールじゃない」と。収益を上げる方法としては正攻法なんですが、確かに広告があるとサイトの質が一気に落ちるんですよね。それこそ「クール」じゃなくなるんです。これには思わず「うん、うん」と頷いてしまいました。^_^;
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