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2011年06月24日

●価値観の変化

本日は3社のお客様とお打ち合わせでしたが、そのうちの2社で同じような話になりました。それは「震災以後、人々の意識が変わってきているかもしれない」というお話です。

要は「自分のために」ではなく「他人のために」という感覚なんですが、これは日本人が古来より大事にしている精神ですから原点回帰したと言うべきでしょうか…。


今回の震災はまさに日本人の価値観を変えるほどの大きな出来事だったわけですが、こういう大きな出来事がなければなかなか意識と言うものは変わらないと思うんです。例えば、今まではずっと「消費社会」でした。新しいものを手に入れては、使えなくなったら捨てるという大量消費社会だったんですね。でもそれが、使えるものは大事にすると言う社会に変わりつつあります。

又お金の使い方も変わりました。今までは自分のためだけにお金を使っていたのが、今や他人のためにお金を使うように変わってきています。自分の満足のためにお金を使っていたのが、社会全体の満足のためにお金を使うようになってきているんです。まさに「思いやり」の精神ですね。

これが一過性のものか恒久的に続くものかは分かりません。でも、少なくとも現時点ではこういう「意識の変化」も考慮しつつ、色々な戦略も立てていく必要があります。個人的には、日本人の美徳としてこの「人を思いやる」意識が続いていって欲しいと思いますけど…。





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