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2011年06月28日

●腹八分目

このブログでは折に触れ「足るに知る」ことこそが大事だと書いていますが、震災以後この意識が周囲にも浸透してきているようにも感じます。

先日の記事でも書きましたが、「自分だけが良ければよい」から「他人の事も思いやる」ように意識が変化しているように感じます。結果、「今ある幸せ」を感じ取れるようになってきているんですね。


人間の欲は尽きません。求めれば求めるだけ欲しくなるし、欲しければ欲しいだけ求めるようになります。でもそこを堪える事が大事なんですね。自分で上限を作る事も、時には必要なんです。(時にはその逆も必要ですけど。)

「養生訓」を書いた貝原益軒も、「腹八分目」こそが人生の勧めであると言っています。どんな事でも100%満足する事はなかなか難しいので、無理に100%を求めなくていいんです。80%もできていれば十分だというように意識を変えるべきです。

現状に満足してはいけません。でも求めすぎてもいけません。いつもいつも100%ばかり求めず、時には80%で満足する「余裕」も持っていたいですね。





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