●春夏秋冬
自然のサイクルとして、一般的には春に種まきが行われます。そして、夏の暑さや長雨を乗り越えた種は、秋に収穫へと向かいます。そもそも種まきをしなければ収穫は出来ませんし、気温の変化を乗り越えてこなければ大きな実もできないでしょう。
秋の収穫は、それまでのプロセス(過程)があってこそなのです。ほかっておけば、秋に収穫できるわけではありません。
でも、仕事でも何でも人は「結果」のみを求めがちです。「結果」のみを重視し、それまでのプロセスを重要視しない人も多いです。しかし、本当に大事なのはそこに至る過程であり、それまでの下積みです。これがなければ「結果」は決してついてきません。
「結果」を出すためには、そこに繋がる過程をしっかりと認識し、その時々の作業をしっかりとこなす事です。それは、単調で目立たず、つまらない事かもしれません。でも日の当たらない作業こそが、本当に大切な作業なんです。
例え今収穫出来ていて仕事に追われているとしても、その時点で次の収穫も見据えて「種まき」しておかなくてはいけませんし、しっかりと「育成」していかなければいけません。これを怠ると次の「収穫」はありません。
物事は「結果」のみを重視しがちですが、大切なのはそこに至った「過程」です。そしてその「過程」を重視できる人こそが、「結果」を生むのです。
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