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2012年01月19日

●情報の対価

先日ある方と話していて「日本では情報は金にならないね」という話が出ました。確かにその通りです。情報先進国の米国ならまだしも、日本では情報がお金になりにくいです。

ただ、ネットでは情報を有料化する試みが始まっており、一部では成功しています。ただこれも情報の質に寄りますし、人間関係が希薄なネットだからこそ成り立つんだと思います。


例えばリアルな人間関係が発生する商売(店舗接客など)の場合、当然お客様から聞かれた事に答えなければいけません。そのお客様が商品を買う買わないかは別にして、きちんと接客をしなければいけないんですね。日本では当たり前の光景です。でもこれが米国になると「情報は金」という認識がありますから、必要最低限のサービスをして「これ以上はお金を払ってサービスを受けて下さい」というスタンスの所も多いそうです。ドライといえばドライですね。

日本人は情が厚い種族ですから、どうしてもお客様のために動いてしまいます。(情報提供も含めて)こういうサービス労働をしているケースって意外とあるのではないでしょうか?…で、冒頭の話に繋がるんですが、実はそういうサービス労働で時間を取られてしまって、本来の仕事が出来ないなんてケースも多いんです。ただ、それが悪いとは言いません。何故ならばそこから繋がる仕事もあるわけですし、それで信頼感がアップすればしめたものです。

「情報=金」というのもわかりますし、プロの意見なんてそれこそ経験に基づく貴重な情報です。ただ、それ(情報)を「金」と考えるか「財産」と考えるかによって、お客様への対応が変わってきます。個人的には、情報というのは出し惜しみするものではないと考えているので、情報自体を金と見るのではなく、情報を上手に使ってマーケティングしていけるといいんではないかと思います。





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