●差をつけない
本日は2社のお客様とお打ち合わせでしたが、そのうちの1社で「お客様対応」の話になりました。このお客様は1つ1つのお客様対応を非常に丁寧になさっています。それが故にお客様の対応にかなりの時間を取られてしまうのですが、かけた時間の割りに注文に結び付かなかったりする事も多いようで、対応の仕方について悩んでおられました。
こういう問題は誰しもが抱えている問題だと思われます。でも、お客様によって対応に差をつけるわけにはいきませんし、お客様をないがしろにしてもいけません。特にネットでは、悪い評判ほどすぐに広がります。
お客様は神様ではありませんし、全てが良質のお客様とは言いません。ただどんなお客様かわからない以上、対応に差をつけてはいけません。もしかしたら優良見込み客かもしれませんし、そのお客様の後ろにはもっとたくさんのお客様がいるのです。
全てのお客様を平等に、そして全てのお客様に対して誠意を持って対応する…言葉で言うのは簡単ですが、実際には手間と時間のかかる作業です。でもこの手間と時間を惜しまない事によって、必ず「見えない信頼関係」というのが構築できます。その時にお客様にならなくても後でお客様になる可能性もありますし、他のお客様を紹介してくれる可能性もあります。
こういった陰の努力を必ず見ている人が居ますし、こういう対応の積み重ねこそがその会社の財産になります。いつでも誰にでも「誠実」に対応する…これが出来る会社こそが伸びる会社だと思います。
<< 前の記事(段階リニューアル) | 次の記事(内面と外面)>> |