●「見る」こと
先日の新聞に野口健さんがオーサー・ビジットした時の記事が載っていました。(オーサー・ビジットとは、専門家が学校を訪問し、得意分野を活かした教育をする事です。)
その中で「見る事はどういう事か?」という野口さんの問いかけがあり、子ども達からは「考える事」「感じる事」「記憶に叩き込む事」など色々な意見が出たようですが、野口さんはこれに明確な答えを出しました。
見る事とは「知る」事であり、それと同時に「背負う」事だと…。
確かに野口さんはエベレストの現状を見て、それをどうにかしようと清掃登山をはじめました。見たからこそ、背負ったんですね。これは大切な事だと思います。
見るだけなら誰でも出来ます。何かを見て感じたり考えたりする事も出来るでしょう。ただ、背負う事はなかなか出来ません。正面から向き合うって事は、かなりの覚悟が無ければ出来ないからです。
でも何か1つだけでもいいので、真剣に向き合えるものがあるといいと思うんですよね。惰性で生きている人生に意味はありませんから、何か一つだけでも「背負える」ものがあると、きっとそれ以後の人生が変わってくるはずです。
見る事も経験、知る事も経験、感じる事も経験です。でも「背負う」事を経験すると、きっともう一段上のステージに昇れると思います。
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コメント
背負い過ぎて大変なことになってます(笑)
Posted by: a3o | 2012年03月10日 11:13
確かにa3oさんは「背負って」ますよね。a3oさんはしっかりと人生を「生きて」いると思いますので、今度はゆっくりと経営的なお話もお伺いしたいです。
Posted by: FolksWorks高橋 | 2012年03月11日 06:30