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2012年04月20日

●サイクル

最近ある方と「二世帯同居」についての話題になりました。最近は親と同居しない人も増えているそうですね。「嫁姑問題」とか「それぞれの生活があるという考え方」など色々な要因はあると思いますが、確かに僕のまわりを見ても親と同居している人って数えるほどしか居ません。

僕自身は長男ですし、昔から「最後まで親の面倒を見る」と決めていましたので当たり前のように同居というスタイルを取りましたが、思えばこれも妻の理解があってこそですね…改めて妻に感謝です。


僕は基本的に「全てはサイクルであり順番」だと思っています。なので、親から与えられた愛は自分の子供へ与えていきたいし、親にも少しずつでも返していきたいと思っています。

ただ、毎日顔をつき合わせて長い間一緒に住んでいると、日々の生活の中でそういった気持ちが薄れていってしまうという現実もあるんです。そういう時は、ある曲を聴くと「想い」がよみがえるんですよね。…それが(以前にも少しご紹介した事がありますが)樋口了一さんの「手紙」という曲です。

樋口了一 手紙

聞いているうちに思わず涙が出てしまうのですが、これは「老い」と正面から向き合っている歌だと思います。そして誰しもがいつかは迎えるであろう「死」と前向きに向き合っています。

子供の頃愛された思い出は、どんなに大きくなっても必ず覚えています。だからこそ自分の子供にも大きな愛を与えていきたいし、与えてくれた親にも返したい…親からしてみれば「無償の愛」なんでしょうけど、だからこそこの愛は「重い」んです。

こういった事も、もしかしたら自分が親の立場になったから理解できるのかもしれません。そういう意味でも、全ては順番でありサイクルなんだと思います。





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