●本気で欲しい
今までを思い浮かべて欲しいのですが、本気で欲しいと思ったものってなんとかして手に入れていませんか?逆に言うと、手に入れていない場合は本気ではなかったのかもしれません。
どうしても欲しい、絶対入手したい…このように本気で欲しい状態ならば、例え値段が高くてもお金を貯めて何とかしようとするし、売約済みでもどこからか探し出してこようとします。まぁこんな「待ち」の状態の時に、より「欲しい」気持ちが高まっていくんですけどね。
よく皆さん勘違いされるのが、「高いから売れない」「値下げしてでも売りたい」という点なのですが、本気で欲しい気持ちさえ起こしてしまえば、金額は関係ないんです。もちろん値下げはひとつの戦略だし、ある程度値を下げなくてはいけない部分もあるでしょう。でも値下げ競争に突入してはいけません。価格だけで競争してしまうと最終的には資本が大きい所が絶対勝ちますし、結局は消耗戦になってしまいます。
お客様を見ても、価格だけで商品を選ぶ人はもっと安いお店があればすぐそちらに行ってしまいます。だからリピーターにはなりにくいですし、そういうお客様は優良なお客様とも言い難いです。
なので、すぐに金額を下げる事を考えるよりも、「本気で欲しい」と思ってもらえるような施策を考えるべきです。値下げなんていつでも出来ますし一番簡単な策ですから、まずは自社の製品を選んでもらえるような取り組みを考え、そして実行すべきなんですね。
人は「感情」の生き物です。なのでその感情を揺さぶる事さえ出来れば、金額は関係ありません。本気で欲しいと思わせる…手間はかかりますし頭も使いますが、これが出来れば値下げ競争なんか考えなくなりますよ。
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