トップ >> 経営者に必要な事 >> じんざい

2012年05月28日

●じんざい

先日ある客様のところで「じんざい」についての話になりました。「じんざい」には「人材」と「人財」と「人罪」があるという話です。(まぁ企業研修などでは定番の話ですよね。)

「じんざい」は、普通で言うと「人材」です。でも会社のトップは「人財」と考える事が多いです。だって「会社は人なり」ですから。でも実は「人在」もあれば「人罪」もあるんです。


「人罪」とは会社にいる事でマイナスになってしまう人を指します。あからさまに会社に害をなす人の事ですね。「人在」はただそこに存在するだけの人…貢献も害も無いけど、居ても居なくてもどちらでもいい人です。「人材」がいわゆる普通の人というか、会社の戦力に数える事が出来る人です。「人財」は会社の核をなす必要な人であり、会社の宝です。

まぁこれは人材コンサルタントなんかがよくする話なんですが、個人的にはスタッフはみな「人財」じゃないかと思うんですよね。会社なんて器でしかありませんので、やはり大切なのは「人」であり、それを「人財」にするのがトップの役割だと思うんです。

もし「人罪」や「人在」に感じる人が居るのであれば、それは会社の責任じゃないでしょうか?誰しもが最初から害をなすために会社に入るわけではありませんので、なんらかの要因があってやる気をなくしたり、仕事に意味を見出せなくなってしまうんだと思います。そういう意味では、「人罪」や「人在」は会社の風習や環境が生み出しているのです。

だからこそ、トップは「人罪」や「人在」を生み出さないようにしなければいけないですし、会社のためや自分のために頑張ろうと思えるような組織作りをしていかなければいけないと思います。トップが尊敬できないような会社や、自分の未来を想像できないような会社ではやりがいもなくなってしまいますからね。

「じんざい」にどういう文字が当てはまるかは会社次第です。人の問題は会社の問題でもありますよ。





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