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2012年11月27日

●リース商法の仕組み

あるきっかけで、ホームページリース商法を用いている会社の内部事情を垣間見る事が出来ました。内部事情というか仕組みなんですけど、結構えげつない感じでした。要は囲い込みですね。一度契約したら、リースが終わった後も逃さないような仕組みになっていました。

リース商法については今までに何回か記事にしていますのでそちらも参考にして頂きたいですが、まず「ホームページ作成」という項目ではリース契約が出来ないため、システムとの組み合わせ契約を迫られます。その時に使うシステムはCMSシステムのようなんですが、このシステムからしかサーバーにアクセスできないような仕組みに作り変えてありました。


つまり、このシステムを利用しないとホームページの更新も、ページの追加も何も出来ない状態になります。(厳密に言うと、サーバーにオリジナルファイルをFTPしてもページの表示がされないような設定になっていますし、システムがFTPしたファイルにはアクセスさえ出来ない状態になっていました。)

で、これの何が問題かと言いますと…例えば5年間のリース契約を終えたとして、違うサーバーを借りて今までのホームページを運用しようと考えたとします。でも丸ごと移行が出来ないんです。FTPでホームページの中身にアクセスできないばかりか、システムからデータベースを書き出す事も出来ません。(そもそも互換性があるかどうかも怪しいです。)

つまり、同じホームページを運用し続けようと思ったら、契約を再更新するしかないんです。もしくは、同じようなホームページを新たに作り直すしかないんですが、当然費用がかかってしまいます。契約時にここまでの事を説明しているとは到底思えないので、リース契約が終わった時点で初めて気付く人も多いと思います。

リース商法は問題点が多すぎますので、必ずネットで「その会社名 詐欺」とかで検索をして情報を入手して下さい。…まぁだいたいこの手の会社は社名をコロコロ変えるので情報が出てこないケースもありますが、営業の甘い言葉にだけは惑わされないようにして下さいね。





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