●お金は…
現在の貨幣制度では、「貨幣=お金」の媒介を避けて通れません。ただ、この「お金」というものも、考えようによっては単なるツールにしか過ぎないんですよね…。
10000円札だって国が崩壊すれば単なる紙くずになりますし、そもそも「円の価値」自体も株価などにより上下します。そういう紙切れに価値を見出せるかどうかは人それぞれですが、「価値の尺度」や「交換の手段」としてはやっぱり必要なツールなんですね。
ただ、「お金を稼ぐ」事を第一目的として企業活動をするのは、どうかなと思います。売り上げを上げる事もお金を稼ぐ事も、それは「結果」でしかありません。もちろん正当な対価としての「お金」は必要ですし、企業活動としては売り上げを上げていく必要もあるでしょう。でも、それだけが目的になってしまっては本末転倒のような気もします。
企業として活動していく上では、何かしら会社としての使命(ミッション)があるはずです。それは社会貢献であったり、地域の活性化かもしれません。雇用の創出とか新しい何かを生み出すという大きな目的もあるかもしれません。まぁ、そこまでのものじゃなくても、なんらかの活動意義は持っているはずです。
決して最初に「お金を稼ぐ」って事が来るんじゃないと思うんですよね。お金を稼ぐ事だけが目的の人も中にはいるかもしれませんが、そういうのはだいたい長続きしませんし…。なので、お金を稼ぐと言う事自体が目的ではなく、会社としてなんらかの目的があって、それを達成するための手段としてお金も必要…こう考える方がスムーズではないでしょうか?
ご飯を食べていくためには「お金」も必要です。でも、それだけが目的になってしまっては、ちょっと悲しいかなと思います。
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