●夢と幻想
「ホームページさえ作れば儲かる」…未だにこんな戯言を信じて、ネットの世界に参入してくる会社もあります。今までに何度も言っていますが、ホームページなんて単なるツールです。上手に使っている会社は儲かっているかもしれませんが、上手に使えていない会社がほとんどなんです。
…というか、ホームページに反応を取れる仕組みを組み込んでいない会社がほとんど…と言ってもいいかもしれません。ホームページにきちんと売れる仕組みを組み込んでいなければ、いくら頑張ってもホームページは応えてくれません。
今はそれこそ星の数ほどのホームページが、ネットの世界でせめぎあっています。(活用出来ている出来ていないは別にして)ホームページを持っていない会社が珍しいくらいですし、1社で複数のホームページを持っている事も珍しくありません。しかもネット上での競合は世界中になり、大企業も中小企業も関係ありません。同業他社は全てライバルになります。
つまり、これからホームページを作ろう、もしくは反応の取れるものに作り変えようと思っている会社は、そういう荒海に飛び込んで行くという意識が無ければいけないんです。そこに後発組として飛び込んで、勝ち上がっていかなくてはいけないんです。
どんな世界でもそうですが、先行者利益というものは存在します。もちろんネットの世界にも存在し、しっかりと運営しているホームページには一日の長があります。並大抵の努力では、そこに追い越す事はもちろん、追い付く事さえ出来ないかもしれません。
ネットに「夢」を抱いてもいいですけど、「幻想」を抱いてはいけません。これからのスタートはだいぶ後ろの方からのスタートになる事を自覚し、全速力で駆け抜け続ける覚悟を持つ必要があります。(まぁ、仕組みがしっかりとある状態で、きちんとした覚悟さえ持っていれば追い付く事ができるのもネットの良い所ですけどね。)
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