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2013年05月21日

●万病の素

先日、雅楽演奏家の東儀秀樹さんがラジオ出演していました。その中で大変興味深い事を言っていたのですが、東儀さんは何回か死にかけているらしいんですね。そのうちの1回は癌で、24歳の時に余命1年という宣告を受けたそうです。

でも東儀さんはその時まったく怖くなかったそうで、「あぁ自分の人生は25年という事だったんだな」と平然と受け止めたんだそうです。まぁ常々「死ぬ時は決まっている」という考え方をしているそうで、ピンピンしている人でも急に事故で死ぬかもしれないし、死ぬ時じゃない場合には何をしても死なないと考えているそうです。


この考え方も非常に面白いと言うか、死に対してそこまで客観的に見られるのは正直スゴイと思います。僕も常々「死は常に隣り合わせ」「だからこそ1分1秒を懸命に生きなければいけない」と考えていますが、ただ自分がもし余命を宣告されたら本当に悲観的にならないかと言われたらそれは自信が無いです。完全にリミットが決まってはいない状態だから、まだ頑張れるような気もするんですよね…。

東儀さんがスゴイのは、余命を宣告されても決して投げやりにならなかった事です。「死がもうそこまで来ていても、死ぬまで精いっぱい生きればそれは僕の人生なんだ」と考えたそうです。性格的なものもあるんでしょうけど器がデカイというか、何に対してもフラットな受け止め方なんですね。

で、1日1日を一生懸命生きていたら癌細胞がどんどん消えていって、いつの間にか無くなっちゃったそうです。まぁこういう話はよく聞きますけど、共通して言える事はみんな「ワクワク」してるんですね。決して悲観的にならず毎日を楽しんで笑って過ごす…「病は気から」という言葉もありますが、人は基本的に自分の身体を自分で直す機能を持っていますから、こういう「気の持ちよう」が治癒能力を高めるのかもしれませんね。

何の根拠も無く言いますけど、きっと「ワクワクは万病の素」なんですね。そしてワクワクするために必要なのは「好奇心」です。





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