●退屈の価値
先日あるお客様とアイデアについてのお話になった時に、「いいアイデアが浮かぶのは脳が100％働いている時か、脳が0％働いている時だよ」って話をしたんですが、なんでもそれを裏付ける科学的根拠があるそうで…。
「今日は何もしない！退屈な時間があなたをクリエイティブにする！」
デフォルト・モード・ネットワーク（Default Mode Network：DMN）って言葉は初めて聞きましたが、やっぱそういうもんなんですね。僕は今までに何度もそういう経験をしているので、すっと腹に入りました。
100％集中している時も「いいアイデア」は浮かびます。でもそれってどっちかっていうと「正統派」っていうか、枠からはみ出したとしてもちょこっとだけのものが多いような気がします。反して、0％集中している時（要はボーっとしている時）に浮かぶアイデアっていうのは、既成観念に捉われないというか「面白い」ものが多いような気がします。
何かアイデアを考える仕事の場合は、例えば仕事中でも「ボーっとする」事はちっとも悪い事じゃありません。逆に、積極的に頭の中を空っぽにすべきじゃないかと考えています。弊社でもデザイナーにデザイン案を考えさせる時なんかは、出社させずに自宅でリラックスして考えさせる場合もあります。
枠に捉われないアイデアを出すためには、「0％集中する」ことが実は非常に大事なんですね。活用の仕方次第では「ボーっとしている時間」も無意味なものじゃないって事です。
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