●壁と責任
先日お客様と打ち合わせをしている時に、「事業をやっていると色々な壁が出てくるね」という話になりました。確かにそれは感じます。でも乗り越えられない壁は出てこないと思っていますので、壁は自分の成長のために必要なものと思っています。
このお客様は起業家の方ですが、特に「起業の道」を歩いていると次から次へと障壁が立ちはだかります。それこそ大きなものから小さなものまで…壁が無い次期なんて無いくらい壁も穴も出現します。
ただ、先日このお客様は「壁なんて出てくる?」と言う方にお会いしたそうです。壁を壁と感じていないと言うか、「振り返ってみたらそこに壁はあったかも」という感じで、前に進んでいる時に壁を感じた事は無いそうです。これは理想的な生き方というか、人生を楽しんでいる感じがしますね。この方は芸術家の方ですが、自分の事だけを考えていればいい時には、壁はあまり感じないような気がします。全ては自分の匙加減ですから。
でも、社員を雇ったり固定のお客様が出来たり、「他人に対しての責任」が出てきた時点で、色々な壁を感じるようになってしまうような気がします。まぁそれが次のステージって事なのかもしれませんが、結局「プレッシャー」が壁を壁と感じてしまう大きな原因なのかもしれません。責任っていう重圧から来るプレッシャーですね。
プレッシャーを感じてしまうと、楽しめるものも楽しめません。楽しくないと、小さな壁も大きな壁に感じてしまいます。で、その壁に対して又プレッシャーを感じてしまうんですね…全てが悪循環です。この悪循環を断ち切るためには、何事も「楽しむ」のが一番…ある程度楽天的に生きた方がモノゴトはうまくまわるのかもしれませんね。
<< 前の記事(くだらないことこそ面白く) | 次の記事(ハブ局)>> |