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2014年02月28日

●決定回避

人は選択肢が多すぎると、無意識ですが思考停止状態に陥ります。そして楽な方=何も選ばないという選択肢を無意識に選んでしまうんですね。つまり、選択肢が多すぎて適切な誘導も無い状態ですと、結局「選ばれない」という状態に陥る事があるんです。

多くの選択肢があるというのは、自分にとって最適なものが見つかる可能性の高い状態です。でも、それを嫌がり「楽な選択」に走ろうとするんです。ここでいう「楽」とは、何も「楽に選びたい」というだけの事ではありません。「選んだものを後悔したくない」という気持ちが強く働くので、心理的に「楽」な方を選ぼうとするんですね。


「楽な方」を選ぼうとするのですから、選択肢が多い場合にはその「楽な選択」を提示してあげればいいんです。例えば「店員のおすすめ」とか「人気ベスト3」とか、要は背中を押してあげるような仕組みなり誘導を導入すればいいんですね。

これは何でも同じですが、人は失敗する事を嫌がります。自分で選んで失敗したら言い訳できませんが、他人の勧めたものが失敗してもそれは他人のせいに出来ます。だから「選んであげれば」いいんです。「勧めてあげれば」いいんです。

迷いが生じるほど選択肢が多い場合には、ある程度選択肢を絞ってあげるのも反応率を上げるひとつの手です。





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