●文章力を鍛えるには
文章を書くのが苦手な人って多いですよね。箇条書きならまだしも、文章となると途端に身構えてしまう人も多いと思います。僕自身はそれほど文章を書くのが苦じゃないんですが、これは自分の中の引き出しが多いからじゃないかと思います。
要は、書きたい文章のフレーズが自然と浮かんでくるんですが、これは今までの読書量の成せる業なんじゃないかと思います。小さな頃から良質な本に接し続けたおかげだと思いますので、両親には感謝しています。
つまり、文章力を磨きたいと思ったら、とにかく本をたくさん読めばいいんです。ただ、どんな本でもいいかと言うとそうでもなくて、「いい文章」の書いてある本をいかにたくさん読むかにかかっていると思います。
特に昔の本ほど文章が綺麗だと思います。それこそ教科書で題材にされるような本は美しい文体が多いのでお勧めですね。最初は読みにくいかもしれませんけど、そういう言い回しを知っておいて損はありません。逆に最近の本…特に携帯小説とかは非常に読みやすいのですが、今風の文章に崩してありますし語り口調が多いですから、あまり参考にはなりません。
文章力というものは、とにかくたくさんの文章を書けば鍛えられるというものではありません。文章力を鍛えるには、いかに自分の引き出しを増やすかです。どれだけ「いい文章」「美しい文章」を読んで、どれだけ「知っている文章」「知っている言い回し」を増やすかです。
「文章を読む」事と「文章を書く」事は表裏一体ですよ。
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