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2014年03月11日

●常に思う

あの大惨事から3年が経ちました。今さらながら思いますが、復興って全然進んでないですよね。昨年の夏に現地に行った時にも思いましたが、この遅々として進まない現状はどうにかならないんでしょうか…?

いまだに時が止まったようなあの状態は何なんでしょう?復興復興っていったい何をやっているんでしょう?あれだけの復興予算や寄付金はどこに行ってしまっているんでしょうか…?

まぁ、いざという時に国は当てに出来ないって事がよくわかったんで、民間レベルでもできる事をやっていくしかないのかなという気もします。少しずつでもね。


そもそも産業が復興しなければ人は流出して行ってしまいます。インフラも充実させなくてはいけません。でもそれよりも何よりも、現地で生活している人の環境を整えてあげる事が一番先じゃないでしょうか?衣食住に余裕が出ない事には、気持ちにも余裕が出てきません。現地で苦しんでいる人たちの、心の復興からまず手がけないと先へ進んでいかないような気もします。

そう考えると僕たちに出来る事はあまりにも少ないんですが、やはり何よりも「忘れない」ことが一番大事かなと思います。平和な環境に身があると、どうしても記憶が風化していってしまいます。まぁ悪い事や思い出したくない事は脳が忘れさせようとするので、仕方がないといえば仕方がないんですが…。

でも、今も苦しんでいる現地の人たちがいるんです。ですから、常に現地に思いを馳せて「何か自分に出来る事が無いか」を考える事、そして被害を受けていない自分たちの今の状態を幸せに思う事、又この幸せな日常は当たり前ではない事を深く感じ取るべきなんですね。

昨年の夏に現地を訪問したおかげで、僕の頭の中にはあの時が止まったような風景がこびりついています。息子は今でも募金箱を見ると募金しているので、きっとあの風景は息子の頭の中にも焼きついているんだと思います。「忘れない」事は「何かしらの行動」に繋がります。常に思いを馳せる事で記憶の風化を防ぎ、出来得る行動を止めないようにしていきたいですね。





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