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2014年03月14日

●逃げてもいい

最近息子が「銀の匙」にはまっていまして…まぁ僕も原作のファンですから、一緒に実写版の映画を見に行ってきました。単なるコメディーで終わるかと思いきや、と殺シーンがきちんと出てきたりとか、「人は命を食べて生きている」という食育にもなったのかなと思います。

で、映画の台詞の中で「生きるための逃げはあり」という言葉が出てくるんですね。原作でも出てきますが、これって結構核心をついた言葉だと思います。


特に長い間おなじ環境に居ると、その世界だけが全てのような錯覚に陥りがちです。学校生活なんかはその最たるようなものですね。でも世界はそこだけじゃないんです。もっともっと世界は広いし、もっともっと居心地のいい世界もあります。

…まぁ気持ちは分かります。学生時代なんかはやはり「学校」という世界が全てですからね。でも社会に出ると、そこがあまりにもちっぽけな世界だった事に気がつきますし、たいしたことがない世界だった事に気がつきます。

何もこれは学校という環境だけの話でもなくて、社会に出てからもそうです。「死」を意識するくらいの過酷な世界であるのならば、そんなところは逃げ出してしまえばいいんです。逃げた先で自分と向き合えばいいですし、どこかに絶対自分の「居場所」はあるはずです。

なにもかもから「簡単に逃げ」てはいけないですけど、「生きるための逃げ」はアリだと思います。





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