●要求以上
お客様対応でも上司に言われた仕事でも何でもそうですが、「要求されたもの」に対して100%のパフォーマンスを返すのは、それは「当たり前」の話です。
できる人というのは常にその先を読んでいて、期待以上のパフォーマンスを返したり+αの提案をしたりします。求められたものにきちんと応えるのは当然の事であって、そこから感動は生まれません。感動というのは、「期待以上の何かを与えられた時」や「良い意味で期待を裏切られた時」に生まれるんです。
与えられた要求にただ応えるだけでは、人としての成長もできません。特にサラリーマン気質の人なんかには、「与えられた仕事を完璧にこなしているからすごい」と思っている人も多いようです。でもそれは「当たり前」の話であって、何もすごい事ではありません。それ以上でもそれ以下でもないんです。
もう一段階上を目指したいのであれば、言われた事や求められた事だけをしていてもだめです。好奇心を持ってたくさんの知識を得、貪欲に色々なものを吸収し、求められている以上のものを返そうという意識を持たなければいけません。
そういう意味では、相手の「本当の欲求を見抜く目」というのも必要になってきます。そして、それを的確に返せるようになれば、そこには「感動」が生まれると思いますよ。
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