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2014年06月27日

●「まるく」なる

日本コナモン協会の会長が、たこ焼きの焼き方についてどこかで語っていました。確か「たこ焼きはそのまま焼けば丸くなるわけではない。千枚通しで全てのたこ焼きに少しずつ触って行き、それを何度も何度も繰り返すとまん丸のたこ焼きが出来上がる。一気に丸くしようと思ってもダメ」というような内容だったと思います。

これを読んで「人生も同じだな」と感じました。人は歳をとるとどんどん「角」が取れていきますが、誰もが最後に「まん丸」になる事を目指しているんじゃないかと…無意識も含めてね。


僕自身は「尖っていてもそれを個性と捉えればいい」と思っていた時期があって、それさえも長所のひとつだと考えていました。なので、あえてエッジをきかせて生きていた時もありましたが、でも色々な事を経験してきて今は「まるく」なってきている自分がいる事に気付きました。

これはまさにたこ焼きと同じで、様々な経験や人、モノゴト、知識、空間、時間などと無数に交わる事によって、どんどん色々なでっぱりが削れて丸くなっていくんじゃないかと…。特に「我」っていうのはどでかいでっぱりだと思うんですが、それも徐々に徐々に削っていけば最後には「我を無くす」事もできるような気がします。

そうやって考えると、全ての人は「まるく」なる途中なのかもしれませんが、「まん丸」になれるかどうかはやはりどれだけ多種多様な事象と触れ合えたかになると思うので、何にでも好奇心を持ってとにかく様々な人やモノゴトと交わる事を目指していきたいですね。





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