●自分のモノサシ
先日ある記事を見て、非常に共感を得ました。それは、ハーバード大学の教授陣が語った特別レクチャーで、「かけがえのない人生」というものです。
ハーバード大学では卒業シーズンに行われる最後の授業で、教授陣が特別なレクチャーをします。これはもう結構有名な話ですよね。教授自身の経験や過ちなどから学んだ事をわかりやすく、しかも熱いメッセージで学生たちに伝えるのが伝統になっています。
今回紹介されている教授は3人ですが、リーダーシップと組織行動学の教授は「パートナーの大事さ」について説き、アントレプレナーシップの教授は「仕事への熱意の大切さ」について説きました。ストラテジーの授業の教授は「家族の大切さ」について説きましたが、3人のうち2人が「家族の大切さ」について説いているんですね。
仕事と家庭の両立は難しい事かもしれません。どちらかがうまく行っている人はどちらかが破綻しているケースも多いです。でも以前にも少し書きましたが、仕事は変えられても家族は変えられません。そういう意味では、やはり家族って何よりも大切なものだと思うんです。
もちろんこれは僕自身のモノサシです。違うという意見もあるでしょう。でもこの教授は「自分なりのモノサシを持ちなさい」とも説いています。結局は自分のモノサシをきちんと持って、自分の人生は自分でしっかりと判断しろという事なんです。もしかしたら、その判断には間違いがあるかもしれません。でもいつでもやり直せるのが人生なんです。
自分の人生なんだから何を目指したっていいしどこに向かってもいいんですが、その時に自分なりの指針というか、自分の中に「モノサシ」をきちんと準備しておくと、迷いが少なくて済むって事ですね。
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